QLCO代表の久保です。
「YUMBARU HOTELS(やんばるホテルズ)」の管理第1号物件、「根路銘01号室」のリノベーション、浄化槽のデッドスペースを利用し、複数台が停められる駐車場を新設しています。
その計画に立ちはだかる水道メーターのお話しです。
まずは駐車場入口を開口
駐車場の入口となる部分には珊瑚でできた低い壁があり、まずはそれを撤去する作業から。

地元の方のお話しでは、基礎はなく乗っているだけとの話だったのですが、掘り返してみると、しっかりと基礎が打たれ固定されていました。
工事をお願いしている大國建材さんも「(昔のものにしては珍しく)しっかりきちんと作業されている」とのご感想。
やはり、何事も蓋を開けてみないとわかりません。
このまま上手く持ち上げ、駐車場の後ろ側の壁として再利用することを考えていたのですが、壁を崩さざるをえず、この時点で脆くも計画は崩れ去りました。

慎重にユンボで倒します。

なかなか立派な珊瑚の一枚岩でした。
移設は叶いませんでしたが、捨ててしまうのはもったいないのでアップサイクルしてなにかに利用したいと思います。
最後に立ちはだかるのはコレ
駐車場の開口工事で最後に立ちはだかるのは、この水道メーター。
壊した壁がぶつかるって水道管が破損すると、地域が断水、水浸しとなってしまいます。

ユンボで倒す時に誤って倒してしまわないよう、壁にカッターで切れ込みを入れてから、慎重に作業します。

水道メーターに傷をつけず、無事、壁の解体ができました。

この水道メーター、このまま置いておくと、車の出入り時に当たってしまう可能性が高く、駐車場の左側に沿って縦に移設する方向で役場と調整していました。
水道メーターの移設が容易ではない。。
当初は申請して許可さえとれば簡単にできると思われていた作業、ここにも落とし穴が。。
なんと、この水道メーターにつながる止水栓がアスファルトの下に埋もれていたのです。
この状態で、工事をするには2つの手段が考えられます。
- アスファルトを剥がし、栓を閉め、工事をし、栓を開け、アスファルトで舗装
- 水道の本管で止水(地域全体を断水)する
手段1では工費が当初見積もりの5倍以上かかるため、手段2を役場の担当者に相談。
結果は「個人宅の工事のために止めた前例がない」「赤さびが心配」との理由で、予想通り断られてしまいました。
今回は移設を断念。。
との理由で、水道メーターの移設を断念せざるを得ない状況に。
ただ、このままでは水道メーター破壊のリスクが高いため、今回はブロックか何かで囲い、安全を確保するように計画を変更することに。。
そして、ここは沖縄です。

魔よけの「石敢當」を用意するとしましょう!※写真はサンプル
進行状況は逐次発信
「YUMBARU HOTELS」では、「オーナー様」の負担なし(つまり私どもの負担)でリノベーションを行います。
「オーナー様」にとって、大事な「ご先祖様」がいらっしゃるお家のリノベーションの進行状況は気になるもの。
このように、このブログを通して、進行状況を逐次発信していきます。
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